零の軌跡 感想 ~UI及び戦闘のしやすさ大幅改善、話も好き、ただし消化不良も多め

零の軌跡プレイ完了しました。

先週かな。ここまでくるとノーマルでもなれたもんですね。

ただ今作は戦闘及び移動が本当やりやすくなってたのでストレスは本当感じませんでした。

 

良かった点

・ストーリー

クロスベルの闇に立ち向かおうとする新人捜査官4人の話が好きでした。捜査官の兄のように目指すロイド、闇に立ち向かう術を警官になって模索するエリィ、教団の被害者ティオ、元警備隊で兄貴分のランディこの組み合わせは良かったですね。

また闇にもただ突っ込むんじゃなく闇を知ろうとする感じが好きでした。

他にも捜査官らしく足できちんと調べ上げ推理し犯人の目的を探って捕まえるという操作パートが好きでした。

 

・サブキャラが魅力的

上司のセルゲイはもちろん、ヴァルドやワジといったスラムのリーダー、最初は嫌なキャラだったけど一課として警官として正義を持ったダドリー、若頭としてそして裏社会の人間としてのカリスマを持ったガルシア、黒月の支部の長ツァオ、その他空の軌跡から続投した面々

敵も味方もいいキャラ多くてそういう作品はプレイできて幸せです

 

空の軌跡SCから続いてたレンの問題解決

誤解の流れは正直作品またいでやるのは私は否定的ですがそれでも親から愛されてたってのはわかってよかったです。またエステルとヨシュアの元にレンもついていくことになりましたね。よかったです。でもちょっと結社との問題はどうなるんかなとちょっと不安だったりもしますw

結社自体がやる気がある人を集めるような組織なのでいる理由がなくなった場合脱退は自由だとは思いたいのですがどうなるやら。

でも最後のパテル=マテルもレンのこと想ってたって流れは最高だったなあ

(*'ω'*)b

 

・戦闘が爽快感抜群に

フィールドで攻撃できるようになったおかげでクォーツ稼ぎが楽にできるようになったうえぴよった時の先制攻撃が強くなったので道中の雑魚稼ぎが過去作より楽になってたのがでかいです。倍速モードもあるので一回の戦闘当たりの時間がすごく短くなりました。ただデフォの戦闘スピードは過去作と比べても遅くなってたのでそこはもうちょっと早めでもいいのでは?と思いました。

 

・UIが改善とても遊びやすく

FCやSCでも欲しかった町同士をファストトラベルで簡単に飛べるようになったのはでかいですね。また回復も特務支援課に戻ればただで回復できます。その分宿泊費はだいぶ値上がりしてましたがまあこの便利さを考えれば些末かなとは思います

 

・控えキャラも戦闘に参加でき、経験値が入るように

これ本当でかいw

こういう控えキャラを生かすシステムは本当でかい

使いこなせずオールベンチで空気になるキャラってこういうゲームだと出てきちゃうのでありがたかったです

 

悪かった点

・メインキャラの中でランディだけ掘りさげられてない要素多すぎる

ロイド、エリィ、ティオと比べてメインキャラの一人だったはずなのに詳しいこと分かりませんでしたからね

中盤はエリィロイド、終盤はティオの話って印象が強かったですし、なんか調べた感じ次で主な所はわかるそうです。正直ちょっとそれは…

って思いました。

ランディの話で分かったのが以下のような感じです

元々猟兵団で闘神と息子として活躍してた。そこはひどいとこだったらしい(詳しいことは不明

猟兵団抜けて警備隊へ所属(抜けた理由及び入った理由不明

副局長の勧めでセルゲイのいる特務支援課に入る(抜けた理由不明

正直空の軌跡でいうアガットやジンみたいなスポットでパーティに入るサブキャラだったら次回作で掘り下げもわかるのですが、メインキャラなのに掘り下げず詳しいことは他作品で掘り下げるというスタンスは私は嫌いです。

ヨシュアだってFCの頃の時点で終盤にそこまでの経緯はちゃんと掘り下げられてましたからね。しかもこっからSCでさらに足されたのが見事でした。

 

・真面目な時に棒読みのモブぶち込まないでください

もうこれですね。割と自分は棒読みに関しては如くシリーズのモブで鍛えられてたので大丈夫かなと思ってたのですが駄目でしたね

次元が違いすぎた。

特に終章の前半の遊撃士支部や病院の話は地獄でした。

話良し戦闘良しでも声優さんのせいでつまらなく感じるってあるんですね。勉強になりました。

 

・終章の駆け足感及びラスボスの虚無感が気になった

終盤ラスボスであるヨアヒムの疑惑がダドリー捜査官の情報で出てきます。ここまではまだわかるのですがその後病院でこれみょうがしに今までの教団の悪事が書かれた資料がヨアヒムの机の上に挑発の意味で置かれとり、教団ではヨアヒムがまとめた教団のここまでの記録がすっごく詳しく見られますが…

正直詰め込まれすぎてて作中のキャラが言うように挑発とか誇示っていう感じより単純に終盤に詰め込みすぎたせいで文章のみでまとめるしかできなかったって言うようにしか見えなかったんですよね。ルバーチェや黒月は何章にもわたって活動が描写されてたしガルシアやツァオといった魅力的な悪役の掘り下げにもちゃんと時間使ってましたから余計に目立ちましたね。

またラスボスに至っては疑惑から確定までが早くまた大雑把な目的すら話さず戦うことになるのが虚無感がひどかったです。

SCのワイスマンは詳細な目的が分からず精神攻撃の嫌がらせしかしてこないしょうもないラスボスだとするとヨアヒムは大雑把な目的すら話さないぽっとでの虚無なラスボスって感じでしたね。

ここまでの話はロイド一行が足で調べ上げて相手の目的を推理し犯人を追い詰めていくという流れが面白かっただけに終章の話の流れはもったいないなあって感じました。

私はラスボスはちゃんと掘り下げができて目的もはっきりしてる奴が来てほしいって思ってはいるんですけど次回作で来てほしいです。FCのラスボスは本当好きでした。

 

まとめ

新キャラや新たな世界、そして遊びやすくなった各システムでシリーズとして進化はしっかりと感じました。ただやっぱり終章及びラスボスは軌跡シリーズだとネックですね。3rdのラスボスは人じゃなくて現象だからいいんですが、やはりもう少し良いラスボスと相対して話を盛り上げてほしいものです

 

 

またこれは気になったことですが、やはり空の軌跡3部作が物語の核になってしまってる手前この3作品遊んでないと後の話続けるのつらいなあって感じましたね。

正直空の軌跡なしでPS4で遊べるからという理由で零先やってたら好きになれたかというとどちらかというとだいぶ置いてけぼり食らってただろうなあってちょっと思いました。

この後も結社との話は繰り広げられていくと思いますが、どちらにしろ思うのはnowで空の軌跡やっといたのは正解だったなあってとこですね